ウロコな毎日 Everyday Conure: ウロコインコについて

ウロコインコについて

ウロコインコと共に暮らすようになって数年・・・
これからウロコインコと暮らしたいと思っている方へ、ウロコインコがどういった鳥なのか、
性格や飼育などの注意点について、自分なりに思ったことを書こうと思います。
これからウロコインコをお迎えしたい方の参考になれば幸いです。

なお、鳥さんには個々に性格や行動に違いがあります。
ここでは我が家のチビハルの場合を例にしています。
全てのウロコインコがこういう鳥だとは限りませんのでご注意ください。

*ウロコインコの基本情報はこちらを参照ください:【ホオミドリアカオウロコインコ】


噛む力はとても強い!
ウロコインコは見た目通り、とても大きなくちばしを持っています。
噛む力はとても強く、本気で噛まれると人間の肌などは簡単に貫通し、流血します。
噛み癖がつくといつも流血覚悟で接することになります。

我が家のチビハルの場合
チビは噛み癖はありません。しかし、嫌なことやイライラしているとき、ジェラシーを感じたときなど噛みついてくる場合があります。
一度換羽中のイライラしているときに鼻に噛みつかれたことがあります;;
ハルは噛み癖があります。もともと噛むことが好きで、嫌なことやイライラしているときはもちろん、嬉しいとき、遊んでいるときにも噛んできます。
その力は強力。流血するのは日常茶飯事です;

中にはまったく噛まない子、加減して噛んでくれる子などもいると思いますが、鳥さんは基本噛むのが仕事です。噛まれるのは絶対に嫌!という方にはウロコインコはむかないと思います。

■参考にハルに噛まれたときの写真はこちら
*流血している写真なので苦手な方はご注意ください。

一番噛み癖がひどかった頃


鳴き声は大きめ
ウロコインコは体の大きさに比べると、鳴き声はかなり大きめです。
集合住宅にお住まいの方は注意が必要です。
おしゃべりはあまり得意ではありませんが、自分の名前をしゃべったり、男の子なら数語おしゃべりできる子もいます。

我が家のチビハルの場合
チビハルは人がいるときは静かです。人の気配がしているのに姿が見えなかったり、さびしかったりするときにする呼び鳴き声はとても大きいです。
特に1羽が呼び鳴きし始め、もう1羽がつられ鳴きを始めると、とてもうるさい大合唱が始まります(苦笑)
チビは「おはよう・チビ」、ハルは「おはよう・ハルちゃんいいこなど」おしゃべりすることができます。

■参考動画:動画でチビハルの呼び鳴きのようすが見られます
チビの鳴き声
チビの呼び鳴き声
【呼び鳴きは大きめ】



性格・行動はまるで子犬
ウロコインコは転がって遊んだり、ベタベタに甘えてきたりまるで子犬のようです。
スキンシップが好きで、好きな人にはぴったりとくっついてきたりします。
感情表現豊かで、人間のようにすねたり、やきもちを妬いたりもします。
*ウロコインコの転がりは個体差があります。なかには転がらない子もいます。
自分から転がって遊ぶ子はニギコロ(手の上で転がる)できる可能性が高いように思います。

我が家のチビハルの場合
チビは頭と脇をカキカキしてもらうのが大好きです。放鳥時はたいてい飼い主にくっついています。転がるのが得意で、手のひらに転がってくつろいだりもします。
ハルは手にじゃれついてレスリングしたり、タオルで遊んだりアクティブな行動をします。
頭をカキカキしてもらうことや、手のひらにぎゅうっと包まれるのが大好きです。
2羽とも飼い主の姿が見えなくなると捜し回ります。ハルは家族がお出かけから帰ってくると扉の前までお出迎えにいきます。

■参考動画
【カキカキ大好き!】



とても賢いウロコインコ
ウロコインコは小さい鳥さんながら、とても賢い!知能は人間の幼児並みにあると思われます。学習能力・記憶力も大変高いです。
根気よく芸を教えればかなりの芸を覚えてくれます。

*2014年6月23日にインコ芸の本が出版されました。チビハルも少しだけ出演しています!
芸の教え方の基本が載っているので、興味がある方はチェックしてみてください^^
(表紙にはなんとハルが登場しています!)


我が家のチビハルの場合
チビは生後7ヶ月頃からトレーニングを始め、現在50以上の芸を覚えています。
その記憶力の高さには目を見張るものがあり、まだまだ新しい芸を覚えそうです!
ハルは生後3ヶ月頃からトレーニングを始め、現在30以上の芸を覚えています。

■参考動画
【チビ&ハルの色々な芸】






その他の注意点・気づいたこと

・ケージはステンレス製
ケージは高くてもステンレス製のものを使ったほうが良いと思います。掃除が楽ですし、錆びないのでケージをかじってしまう子にも安心です。(鉄製だと錆びて、もしかじったら鉛中毒の心配が・・・。)

我が家のチビハルの場合
我が家ではステンレスケージを使っています。網も太く・ステンレス製なので汚れても水拭きすればすぐに落ちます。チビのケージは三年以上使っていますが、今のところ錆びはありません。


・飲み水はこまめに交換
ごはんがペレットの場合、水につけてふやかして食べる場合がありますので飲み水が汚れやすいです。汚れていたらすぐに水を交換してあげましょう。

・溜め糞にご注意
バードベッドで寝ている場合、ベッドでは糞をせず、朝起きた際に一晩溜めていた糞をします。
この溜め糞をしたのを確認しないでケージ外に出すと大変なことになりますのでご注意を(笑)

■参考動画
チビの溜め糞

・水浴び大好き
熱帯雨林に生息するウロコインコは水浴びが大好きです。思いっきり水浴びさせてあげてください。

・遊ぶの大好き!
人に慣れた子は人間と遊ぶことが大好きです。一日一回は放鳥して一緒に遊んであげてください^^

・かじることが大好き!
好奇心旺盛でケーブルなど色々な物をかじってしまうので注意が必要です。金属などをかじった場合、あやまって金属を飲み込んでしまい鉛中毒になる危険があります。放鳥時は目を離さないように!

・足もと・後追いに要注意!
放鳥時、懐いている子は好きな人を追いかけます。誤って踏んだり、逃がしてしまったりしないように要注意!
とくにウロコインコは狭い隙間が大好きなので、気づかないうちに下に潜り込んでいたりします。

*我が家では2回ハルの尾羽を誤って踏んでしまい、尾羽がほとんど抜けてしまう事故が起こりました・・・。こういった事故が起こる可能性がありますので、足もとには十分ご注意ください。
事故の記事はこちらをご覧下さい。→【ウロコボタン再び・・・

■参考写真:不慮の事故により抜けてしまった尾羽

尾羽が抜けてしまったハル


・ライバル視
懐いている子は、お気に入りの人間と親しい人間をライバル視してしまうことがあります。(我が家のチビは家族をライバル視しています;)
この場合、ライバル視された人間はインコから猛烈な攻撃をされることがありますのでご注意を!足などに襲いかかっていきます;;

・毛引き
ウロコインコに限らず、飼い鳥の中には自分で自分の羽を抜いてしまう、またはかじってしまう「毛引き」をしてしまう子がいます。(我が家のハルは羽かじりをします。)
毛引きは奥が深く、毛引きする原因もさまざま(ストレス・病気・癖など)なので、もし毛引きをはじめてしまったら、まずは獣医さんに相談してみてください。

■参考写真:ハルの羽かじり

羽かじり


・かかりつけの鳥専門の病院を見つけておく
鳥さんは病気になっても限界まで病気を隠そうします。鳥さんが具合を悪そうにしていたらすでに危篤状態に陥っている場合が多いです。
鳥は犬猫とは体の構造がまったく異なりますので、診察には専門的な知識が必要です。
なにか変だと思ったらすぐに鳥専門病院でみてもらいましょう。
また、年に一回(できれば半年に一回)は健康診断を受けることをおすすめします。
早期発見、早期治療、鳥さんにはとても大事なことです。

・飼育費用
ウロコインコに限らず、鳥さんと暮らすのはけっこうお金がかかります。
飼育用品代・ごはん代・おもちゃ代・医療費などなど・・・。鳥さんをお迎えする際はこれらを十分考慮してください。

・多頭飼いは慎重に
鳥さんを1羽飼いしていて、お嫁さんやお婿さん・お友達にもう1羽お迎えしたい場合、必ずしも鳥同士が仲良くなってくれるとは限りません。(別種であればなおさら)
我が家のチビハルを例にしますと、始めは仲が良かったのですが、ハルが成長するにつれ性格の不一致から喧嘩をするようになってしまいました。
相性が悪ければケージを別々にして飼わなければいけません。放鳥も別々に行う必要があるかもしれません。ケージを置くスペース、お世話する手間・時間も2倍になります。
また、鳥同士でストレスになり、毛引きなどの問題行動を起こす場合もあります。
多頭飼いは慎重に考えましょう。。


これらのことはウロコインコに限らず、他の鳥さんにも当てはまることだと思います。
他にも気づいたことがあれば追記していきます。

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